下鴨神社へ行く
世界遺産をめぐる旅、第1弾。 下鴨神社へ行った。阪急・四条河原町駅から京阪電車に乗り換えて、出町柳駅へ。出町柳駅からは橋を渡って、川上に向かって緑の濃い方へひたすら歩けば、地図がなくても神社にたどり着く。橋の上から眺める風景は、寺や五重塔が見えるわけでもないが、なんとも京都らしい。建物の屋根が低いので空が広く、近くに山が見える。川原では鳥が休憩中。暑い日差しを遮るものがないのも京都の夏っぽい。
境内の中は、緑豊かで静かな雰囲気。東京・原宿の明治神宮も緑濃いが、植えられている樹木の違いか、明治神宮が荘厳な空気を漂わせる一方、下鴨神社の方が柔らかい落ち着いた雰囲気が感じられる。砂利が敷かれているわけでもなく、手入れも適当に成るがままになっているところもいいのかもしれない。
下鴨神社というのは、通称で、正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」というらしい。祭られているメインの神様は2人。賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)&玉依媛命(たまよりひめのみこと)。この2人は親子の関係で、みうらじゅん風に言うと、父娘デュオ。平安京をつくる際に、この神社にお参りをしたらしいが、話が古過ぎて、この親子の存在は歴史上の事実なのか、神話なのかよくわからない。
山城国『風土記』などに、玉依媛命が鴨川で禊(みそぎ─身を清める儀式)をされているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾われて床におかれたところ、矢は美しい男神になられ、結婚された。そしてお子をお生みになったとの神話が伝えられていますので、古くから縁結、子育ての神さまとして信仰されています。http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
玉依媛命が生んだ子どもというのが、上鴨神社に祭られている賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)との説明だった。「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と、正式名称に「御祖(おや)」が入るのもその意味からだという。京都の人には常識かもしれないが、下鴨と上鴨の意外な関係に驚く。
建物は手入れが行き届き、さすがに美しい。本殿を正面からのぞいたところは、見事なシンメトリー。歴史的な意味があっての世界遺産指定だろうが、それを差し引いても、建物の持つ魅力だけで充分に価値がある。
ちなみに、下鴨神社は、葵祭で有名。また、日本サッカーのシンボル・やたからすを祭る任部社(とうべのやしろ)があったり(想像以上に適当に祭られている。サッカーで注目されたぐらいでは、からすは父娘並みの扱いは受けられない様子。でも、やたからすグッズはちゃっかり作ってます)、『方丈記』で有名な鴨長明の方丈(方丈は3メートル四方の建物で、しかも組み立て式の移動家屋だった)があったり、みたらし団子の発祥地(湧いてきた水泡の形が、みたらし団子の起源となったとのことだが、円形以外の水泡があるのなら見てみたい)があったりと、敷地内は盛りだくさん。祭られている神様は父娘だけではなく、八百万の神が大集合。ディズニーリゾートには及ばないまでも、さしずめテーマパークといっても過言ではないね。なんでもアリの自由な雰囲気が、明治神宮とは異なる趣を醸しているのかも。
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コメント
帰国したら京都&奈良を旅しなさい。オトナの修学旅行です。
投稿: たなか | 2008年8月22日 (金) 23時39分
京都行きたいなあ。
今のルームメートが京都出身なせいで、日に日に洗脳されつつあります。
京都は中学・高校の修学旅行以来、一度も行ってないです。鎌倉なら実家の近所だし、割と行くんだけどね。
投稿: あんどぅ | 2008年8月22日 (金) 15時01分